合成技術のご紹介
1. 特 徴
シアナミドおよびヒドラジンを原料としたグアニジン化反応および、グアニジン誘導体を基礎とした含窒素化合物の合成反応に関して長年の技術の蓄積があり、当社のもっとも得意とする合成分野です。
研究室レベルでの少量品合成および100L〜5000Lまでの受託用設備を有し、数ミリグラム単位から実機製造まで広範囲の製造量に柔軟に対応できます。
複雑な構造を有する化合物および合成工程数の多い化合物の合成に関して、豊富な合成実績を有しております。


2. 合成実績と検討例

 1) 光学活性化合物の合成

  
  I,II)不斉源を用い立体構造を保持した合成
  III)酒石酸を用いた光学分割

 2) ジアゾ化とその周辺技術
  I)ジアゾ化合物の還元縮合を利用した複素環式化合物の合成
  II)ジアゾ化物の還元によるヒドラジン誘導体の合成とサンドマイヤー反応によるハロゲン化
  III)ニトロソ化およびニトロソ化合物の還元反応
  IV)窒素−窒素結合を利用した複素環式化合物の合成

 3) 複素環式化合物の合成と官能基のアレンジ
  I)ピリミジンの合成と官能基の変換
  II)トリアゾロピリミジンの合成と官能基の変換

 4) 炭素−炭素結合の生成と減成反応
  I)フリーデルクラフツ反応とマンニッヒ反応
  II)ハロゲン化とフリーデルクラフツ反応
  III)ビルスマイヤー反応とカルボニル化合物の縮合
  IV)活性メチレン化合物のアルキル化反応

 5) 酸化還元反応
  I)水素化ホウ素ナトリウムによる還元アミノ化反応
  II)硫黄による酸化閉環反応

 6) 弗素化合物の合成
  I)フッ素化合物を原料とする合成

 7) シアナミド、ヒドラジンを原料とする合成
  I)シアナミド誘導体およびヒドラジンを用いた合成